私たちは、生きれば生きるほど役割や立場を得ていきます。夫や妻、父や母、○○ちゃんのママやパパ、上司。その役割自体が喜びにもストレスにもなります。
ストレスが多くて、もう一人になりたい。そんな気持ちを感じたことがある人は少なくはないでしょう。人との関わり全てがストレスではないけれど、ストレスではなかったことがストレスになることもあって、自分がどう振る舞えばよいのかわからなくなることもあります。
そうなった時、全ての役割や立場を離れ、素のあなたに戻ることができる場はありますか。仲間が集まる場所や行きつけのカフェやバーなどかもしれません。自分がどんな仕事をして、どんな人間なのかを知られていると、誰かが思っているだろう良いイメージとずれることがないように、平静を装ってしまうこともあります。
だからこそ、何者でもない、ありのままの自分を思い出すためには、そのための空間が必要です。いつもの自分を忘れることなく、忘れていたありのままの自分、何物でもない自分とは何かを思い出せる空間。Well-being Center Takibiは、その空間としてWell-being Salon Takibiをご用意しています。
マインドフルネスは、いまこの瞬間にありのままに意図的に向ける特別な注意です。ストレスを軽減し、心を穏やかに保つための科学的にも裏付けられた方法として、世界中で活用されています。
ありのままの自分に気づくため、また、いまの自分を大切にしていくために、マインドフルネスが有効です。自己認識力を高め、自己肯定感やウェルビーイングというポジティブな要素を高める。さらに、ストレスや不安感、体の痛みを低減させる効果が世界中の研究で報告されています。
基本練習としての瞑想やヨガなどに注目されますが、普段の生活全般に応用します。日々の体調管理だけでなく、コミュニケーションやストレスとの接し方など、あらゆるシーンでマインドフルネスを利用することで、日常的なストレスを減らします。そうすることで、いままでの「こうしなければならない」「こうしたい」という思いに駆られずに、心の穏やかさを保って生活することが叶うようになります。目標指向ではなくても、パフォーマンスが向上するという新たな体験も起こります。
当サロンでは、心理専門職としてエビデンス(根拠)を大切にしながら、安心できる、やさしい実践の場を提供しています。
忙しい毎日のなかでも、少し立ち止まって、自分にやさしくなれる時間を。
たき火のそばにいたときの、あのやわらかな感覚を覚えていますか? 温かくて、明るくて、そして少しワクワクする——。人が集まり、静かに過ごし、ときに笑い合う。私もまた、そんな焚き火の魅力に惹かれた一人です。
マインドフルネスには、こんなたき火のような魅力があります。一生懸命やることでもない、でも、温かくて、自然の中、豊かな時間になる。また遊び心もあるし、二度と同じものにはならない。Mindfulness Takibiでは、そんな自然との調和の中でのマインドフルネスを大切にします。
それは自分の中にやさしさをもたらすところから始まります。マインドフルネスは、たき火のようにちょっと手間がかかるものです。でもその時間は、驚くほど深く、自分をあたためてくれる力を持っています。静かに一人で座る練習も実は面倒です。でも、誰かと座ると、座っていやすくなり、さらにその体験を共有することで、更に豊かな気づきをもたらします。その共有が人とのつながりを作り、私だけではないという孤独からの解放や共通の人間性にもつながっていきます。
自分と、人と、自然とのつながりの中で、自分をやさしく大切にしながら、そのやさしさを少しずつ外の世界へ広げていく。Mindfulness Takibiでは、そんなマインドフルネスを大切にしています。
心理カウンセリングとは?
心理カウンセリングは、一人では解決が難しい悩みを対話によって共有し、共に解決を図っていこうとする営みです。悩みがあると、つい「他の人と比べてどうなんだろう」と考えてしまいます。比べたくないのに、比べてしまう。他の人と比べて、自分の程度を量ることによって安心したくなるのです。
抱え込まないこと
そんな時には、一人で抱え込みやすくなります。抱え込むというのは、誰にも共有せずに、たった一人で思いつめてしまうことです。誰にもわかってもらえないだろうと思うと、心が孤立して、人の優しさを受け取ることが難しくなります。
二人になることで、心は少し軽くなる
そこで必要なのは、一人から二人になることです。二人になったとき、その孤独が緩み、悩みごとを解決するための手立てを考えていくことが可能になります。一人で抱えることが難しいときには、誰かと抱えるとだいぶ楽になります。その方法の一つが「誰かに話すこと」です。しかし、実際、親、パートナー、友人、職場の人に話をしようと思うと、それまでの関係性や見られ方が変わってしまうのではという不安によって相談しづらくなるのです。
だからこそ、心理カウンセリングを
そのような状況でサポートになる方法が「心理カウンセリング」です。心の専門家の視点で、カウンセリングの時間はあなたの話を聞くための時間です。そこで、あなたの状況に耳を傾けて、状況や気持ちの整理をしながら、丁寧に聞き取っていきます。必要に応じて、不安に対する対処、より専門的な相談先の提案などをして、整理した問題に対して、今後どのようにしていきたいかを一緒に考えていくことができます。そうした場所で、「心が軽くなる」になってきます。
心のたき火に、そっと空気を送るように。
火、そのものに触れることが現代ではほとんどなくなりました。人工的なものに囲まれ、スピードや結果を求められる「間」のない生活では、たき火はとても遠い存在です。
しかし、かつて火は私たちの命を守り、暮らしの中心にありました。そして火は今なお、心にそっとぬくもりを届けてくれます。たとえばフィンランドでは、たき火の映像を精神科医療の現場で流すことがあります。火のゆらぎが副交感神経を優位にし、安心感を生むからです。
私たちの心は、火に例えられるように、元気がなくなると、熾火(おきび)のように静かになります。勢いがなくてもとても高い温度で燃えています。それでも元気がなくなると、その日もだんだん小さくなってきます。私たちの心の中のたき火は、自分にしか観察することができません。弱っていることに気がつかなければ、大げさでなく、自分の寿命を縮めることにもなります。だから、時々自分の心に目を向け、焚き木や空気を与えてあげる必要があります。そのことに気がつく必要があるのです。
自分に気がつく場として、Well-being Salon Takibiがあります。一人ひとりがどのように生きていきたいのかをその種火を掘り起こし、少しずつ大きな火に育てていく。あなたの心の火に、そっと寄り添う場所。それが、Counseling Takibiです。一人ひとりを丁寧に支えていきます。