マインドフルネス #3

お知らせ

2024年7月MBSR 受付中

Ken-ichi SuzukiさんによるMBSRの紹介

マインドフルネスとは

いま自分のなかで起きていることをありのままに受け入れていく。
それはひとつの姿勢や態度。

マインドフルネスを育んでいくことで、私たちは自分にも他人にも優しく接することができるようになります。マインドフルネスを続けていくと、より満たされ、豊かな生活につながっていきます。

自動的にやってしまう日々

つい子供に声を荒げてしまい、自分の思いがちゃんと伝わらない

家でも仕事の考えごとをして、切り替えが難しい

常にやるべきことを考えていて、家にいても休まらない

このような体験はありませんか?

これは、マインドフルネスではない状態、マインドレス、つまり、心ここに在らずの状態
このような生活上のストレスを改善するために、
子どもにいつも以上に強く叱ってしまって自己嫌悪になったり、
仕事のミスをゼロにするためのチェックを増やしたら、かえって負担が大きくなったりします。


早く寝ようと思っても、考えておくべきことが頭から離れず睡眠不足になったり、
とにかくやれば終わると思ってがんばった仕事も終わらないなど、
改善ための行動が改善に結びつかないということがおきることもあります。

イライラしながら家事や育児に追われ、ただやっていくことで精一杯の毎日
がんばってもがんばらなくても、ただ仕事をこなしていく充実感の感じられない日々
一日、一月、一年、月日が過ぎれば過ぎるほど、あっという間に過ぎていく虚しさ

これは本当の意味で、自分自身の人生を生きていないと感じられるかもしれません。

マインドレスな状態は、ただ不注意である事が問題ではありません。
このような生活では、ストレスや痛み、不安や憂うつを強め、充実した人生から遠ざかっていきます。

今日この日さえも楽しめない人生を誰が望むのでしょうか。

マインドフルネスを携えた人生

マインドフルネスは、「今この瞬間」を大切にします。
今この瞬間は、今この瞬間にしかありません。
それは、すぐに過ぎ去って行ってしまうものです。
私たちは、今この瞬間を見過ごしています。

今この瞬間に起きていることに気づけるようになると、
人生に起きるあらゆることにペースを落として
優しく向き合うことができようになります。

マインドフルネスは、とてもシンプルです。
ただ、簡単に身につくものではありません。

体にとっての運動と同じように、日々の実践を繰り返していく必要があります。
日々と言うと大変な感じがしますが、実はとてもおもしろいものです。
自分にこんなことが起きているのかと、まるで子供に返ったような好奇心が生まれます。
そして、同じ毎日の繰り返しのなかで、人生の豊かさにつながる、さまざまな発見をします。
そのとき、まじめさは少し緩め、遊び心を持って「ちょっとやってみる」という感じで取り組むことをお勧めします。

マインドフルネスには、生活そのものを変化させる力はありません。
しかし、マインドフルネスを携えると、ありのままの自分に近づいていくことができます。
間違いなく人生を豊かにしていくことができます。