早いもので、10月に入りました。
季節は秋ですが、
まだまだ夏日が続くそんな初秋ですね。
さて、もう約2か月前になりますが、
8月8日、9日は研修講師を務めてきました。
今回は「日本カウンセリング学会様の栃木大会」
における研修でした。
テーマは「カウンセラーのためのマインドフルネス」。
カウンセラーは他者をケアするためにいるわけですが、カウンセラーは自分自身のケアを重視していないことがあります。私自身もそうでした。いまではカウンセラーにとっては、スーパービジョンや自己研鑽する以上に、セルフケアが重要だと考えています。セルフケアとは、何らかの方法で自らの心身の状態を積極的に維持、改善する姿勢です。そのセルフケアとして、マインドフルネスが非常に有効だと考えています。マインドフルネスは様々なストレスと上手に付き合い方に役立つものであり、カウンセラーがカウンセリングをするときにも役立ちます。今回は全部で7.5時間という時間を使って、マインドフルネス実践を豊富に取り入れた研修をおこないました。
鬼怒川を中心に
温泉街が広がる鬼怒川温泉。
時代と共に廃れている面も見られ、
物事は変化していくさまが
感じられました。
今回ご用意いただいた畳の部屋は
川上を眺めることのできる
素敵なお部屋でした。
今回のセミナーは
次のような内容にしました。
- 1日目
- マインドフルネスの歴史
- マインドフルネスの効果
- マインドフルネスとMBSR
- マインドフルネスとその周辺
- マインドフルとマインドレス
- デフォルトモードネットワーク
- 認知行動療法におけるマインドフルネス
- 呼吸瞑想(体験)
- 動く瞑想・マインドフル・ムーブメント(体験)
- 歩く瞑想(体験)
- マインドフルネスヲ臨床へ活用する
- 体現する(プレゼンス)とは
- 2日目
- セルフケアとしてのマインドフルネス
- セルフケアの難しさ
- 「心理臨床家の負担となることとセルフケア」
- カウンセラーにとってのセルフケアの難しさ
- セルフ・コンパッションとマインドフルネスの関係
- スージングシステム
- マインドフルなセルフケア
- 私たちがかぶっているいくつかの帽子
蝉の声、清流の音、風に揺れる葉音、雨音。
色々な実践をおこなう中でも
今この瞬間に感じられる五感を
感じることができました。
静かに座るだけでなく、
ご用意いただいた畳のお部屋で
ゆっくりと歩く瞑想なども行いました。
マインドフルネスを始めて以来、
研修やセミナーのご依頼をいただくことが
増えました。
その中では、できる限り
「体験」の時間を取り入れています。
スポーツや料理、乗り物の運転などは
実際にやってみないと
できるようにはなりません。
それと同じように、
マインドフルネスも書籍等では
身につきません。
そのため、体験を重視しています。
研修やセミナーの時間や内容は
適宜ご相談に応じて
オーダーメイドすることが可能です。
研修やセミナーのご要望があれば、
お問い合わせいただければ幸いです。